ペンデルグループの社会保険労務士法人である、「ペンデルビジネスサポート社会保険労務士法人」で代表を務める土田寛子さん。2児の子育てと法人代表の仕事をどう両立させているのか、ペンデルグループが取り組むダイバーシティについて詳しく伺いました。

年齢を重ねても長く続けられる仕事です

―ペンデルビジネスサポート社会保険労務士法人に入社したきっかけを教えてください。

 

土田 別の社労士法人でお世話になっていた、ペンデルビジネスサポート社会保険労務士法人の前代表が、「大きな仕事を前に人手が足りないから手伝ってくれないか」とお声かけくださったのが入社のきっかけです。パート社員として2013年の8月に入社いたしました。翌9月には妊娠が判明し、2014年の4月には現在共同で代表をしている同僚の田尻に仕事を引き継いで、産休に入りました。第1子出産後の2015年4月に復帰し、1年半ほど経過した2017年8月には第2子の産休に入りました。そして2019年4月に再復帰、2020年4月には田尻と共同代表に就任して、現在に至ります。

 

―そもそも社会保険労務士を目指したきっかけはなんだったのでしょうか。

 

土田 私はもともとアパレル関連企業で商品買付けの仕事をしていたのですが、若者をターゲットにしている企業だったこともあり、この先長く続けるのは難しいのではないかと感じていました。人生の転機が訪れ、年齢を重ねても長く続けられる仕事は何かと思い母に相談したところ、「社労士という資格がある」と教えてもらい、仕事の傍ら2年間勉強して資格を取得しました。全くの畑違いの仕事からの転職でした。

 

―現在の仕事内容について教えてください。

 

土田 現在は、田尻と分担して顧問先の担当をしています。一般企業の人事担当者、中小企業事業主、クリニックの院長などからの依頼を受けて、社会保険・労働保険などの諸手続き、給与計算、労務相談、就業規則の策定や改訂、助成金の提案といったことをメインに行っています。

法人の代表として、法人の利益を上げていく使命がありますから、営業活動も欠かせません。グループ企業であるペンデル税理士法人の顧問先から労務関連のオファーがあったときにお伺いしたり、今までは税務しか導入していなかった中小企業に対して労務関連の提案を行うなどペンデルグループとしての活動をしたりもしています。

また、法人内のスタッフの業務分担を考え、人事採用活動も行うなど、マネジメント業務にも携わっています。

これらの業務をこなせているのは、共同代表の田尻があってのことです。

仕事と家庭の両立に困っている方がいたら、一緒に悩み、新たな道を切り拓いていくのも私の仕事です

―産休・育休を経て仕事への取り組みは変わりましたか?

 

土田 仕事の取り組み方は全然違いますね。

出産をする前は自分1人で最初から最後までひとつの業務に取り組むことが多く、残業しても、その日の仕事はその日のうちに、というスタンスで仕事をしていました。ですが2人の出産を経て、さらには代表となり業務量が増えた今は、仕事も育児も私1人では全く回らない状態です。仕事面では、自分でなくてもできることはできるだけほかの人に回すようにし、信頼できるスタッフに相談もするし仕事を任せもします。育児の上でも夫とは常にスケジュールを共有し、お互いに抜けられない打ち合わせはいつなのかなど、事前の確認と連絡を欠かさないようにしています。

給与計算など期限がある仕事が多いので、常に優先順位を考え、タスク管理をしている状態ですね。1日24時間しかない時間を有効に使いたいので、出勤時にはその日にやるべき業務について時間の割り振りを考え、帰宅時には家に帰ってから何をどういう順番でやるべきか、常に考えています。

 

―仕事と育児を両立させるのは大変だと思いますが、その観点からペンデルの良いところを教えてください。

 

土田 全社的にできているわけではありませんし、立場によっても変わってくる話ではあるのですが、非常に柔軟に働ける環境を作ってもらえていると思います。

実は、弊社の前代表が退任するにあたって、後任が決まっていないという事態に直面しました。その時の私はパート社員だったのですが、今後の法人運営について会長と面談をしたときに、「育児をしていく中で1日に業務ができる時間は限られており、そういう状況を変えることはできない」と断った上で、その時ともにパート社員だった田尻となら一緒に代表として頑張れるかもしれない、という話をしました。そうしたところ、育児中という状況を否定せず、私の意思表明を会長が大変喜んでくださったのです。

私は、そういう状況なら代表はできないと思われると考えていたんです。時間的にできないものはできない、というのは劣勢でありハンデであると思っていたんですね。

ですが、自分の状況を言うことができる、また言ってみれば状況を変えることができる場所であることに助けられました。

結果として、そのままのかたちで法人が存続でき、それまで顧問として契約してくださっていたお客様との関係も継続でき、本当に良かったと思います。

自宅で仕事をすることも多々ありますが、スタッフ一同、一番効率良く仕事を回す方法を考えてくれ、夜間の打ち合わせになりそうな時などは、数週間前に予定を聞いてくれます。こちらに寄り添ってくれるというグループとしての姿勢にとても助かっています。

私もそういう状況に甘んじることなく、パフォーマンスを上げていきたいと考えています。

 

―今後の目標やキャリアについて教えてください。

 

土田 日々のことでいっぱいいっぱいになりがちで、今後のことはすぐに考えられないのが本音ですが……(笑)。法人としては、社労士法人がペンデルグループの第3の柱として独り立ちしていこうという目標を掲げています。個人の目標としては、もっと高度な人事コンサルティングができるように、限りある時間を大切に使って知識や経験を積んでいきたいと思っています。

 

―今後ペンデルグループに入社し、仕事と家庭の両立を目指す方へメッセージをお願いします。

 

土田 仕事が片付かずに帰る時間になることもありますし、子供が泣いているのを置いて会社へ行くこともありますが、長く働くためには、どちらも100%を目指さずにほどほどにやりたいなと個人的には思っています。頑張っても息切れしてしまいますから、これからもその時その場面で悩みながら、両立をしていきたいです。

スタッフが両立することに困難な事態に直面したら、一緒に悩み、新たな道を切り拓いていくのが私の仕事だと思っていますので、困っていることがあるなら言ってください。一緒に考えます。少なくとも、困っていることについて意思表明できる場所であろうと思っています。