子育てで人生を再構築、家庭と仕事のバランスをとって働いています

正社員として入社し、子育てに傾注した10年ほどはパートとして在宅勤務を続け、子育てが一段落した今、再度正社員として働き、新入職員の育成に情熱を傾けている永原美智子さん。家庭とどう両立してきたか、またペンデルの教育制度などについて、話を伺いました。

働き方についてはその都度相談し、柔軟に対応してもらえました

-ペンデルに入社した経緯を教えてください。

 

永原 私はもともと税理士を目指し専門学校に通っており、その際、講師からペンデル税理士法人の前身である下吹越会計事務所の紹介を受けました。勉強を続けたかったこともあり、まずはパートとして入社しました。

 

職場の人間関係が良かったことが決め手となり、翌年正社員として改めて入社。1~2年は内勤をした後、先輩職員と一緒に外回りするところから始めて、税務部の一員として20件ほどの顧問先を担当するようになりました。

 

当時、私の顧問先には飲食店が多く、担当する顧問先のお弟子さんが独立するなどして、新規開業、資金調達支援などの色々な経験を積んでいきました。

 

-お子さんが3人いると伺いましたが、どのように仕事と両立してきましたか?

 

永原 第一子を授かった時には、出産直前まで担当を持って仕事をしていましたね。

 

1年間の産休と育休を取る中、保育園に入れなかったこともありキャリアをどうしようか悩んだのですが、正社員ではなくパートとして職場に戻りました。

 

3年後に第二子が生まれ、この時は上の子が入園していた保育園に入園できたこともあり、半年で仕事に復帰。年子で第三子を出産し、その時その時できる精一杯をしながらも、仕事と子育ての比重は、7割が子育てだったと思います。

 

第二子がお腹にいるときに職場で東日本大震災に被災し、子どもをすぐに迎えにいけなかった経験があります。働き方について、家族について、考えるきっかけとなり、在宅勤務へと切り替える選択をしました。

 

-働き方を変えることに対して葛藤はありましたか?

 

永原 その当時は、自分なりに築き上げたものがガラガラと壊れていく気持ちもありました。今振り返ると、人生において大切なものや優先順位が変わっただけで、その時間も私の成長にとって大切な時間だったと思えるんですけどね。

 

10年ほどをパートとして勤め、子どもが大きくなったので、2022年1月から正社員に復帰しました。

 

復帰後は、勤務時間中は仕事モード、平日の帰宅後と土日は思いっきり家族の時間と切り替えて、子どもとのコミュニケーションを大切にしています。

 

フレックス制度を活用し、朝はゆっくり出社することで、忙しい朝の時間帯も余裕をもって子どもたちと会話できています。

 

-家庭と両立するにあたり、ペンデルからのサポートはいかがでしたか?

 

永原 出産後の働き方については、かなり柔軟に対応してもらいました。ペンデルとして初めてのケースも多く、私自身もどんな形が最適なのか、模索し挑戦をしながらの両立でした。

 

その都度、相談に乗ってもらえ、自分から復帰する決意を固めるところまで至り、今は充実した日々を送っています。

新入社員が成長できるための勉強会を企画・開催しています

-現在は業務サポート室に所属されていますね。どのような部署ですか?

 

永原 業務サポート室には、インターン生とパート職員が15名ほど所属しています。顧問先担当者から依頼を受け、

 

・月次入力

・給与計算

・書類のデータ化

・年末調整

・確定申告

・資料の返却

 

など多岐にわたる業務を担います。

 

業務サポート室で経験を重ね、高度な業務にも対応できるようになったら、本人の希望も聞いて税務部や医業経営支援部に所属します。

 

-業務サポート室ではどのような役割を担っていますか?

 

永原 現在は室長として、業務サポート室のマネジメント、採用、教育、人事考課、研修や勉強会の企画開催などに携わっています。

 

インターン生に対しては、マナー研修や先輩社員の意見が聞ける座談会、社員を講師とした会計税務の知識を学べる勉強会など、成長できるための仕組みを立案し、実行に移しています。

 

-今後はどのようにキャリアを重ねていく予定ですか?

 

永原 今後は、お客様支援にもっと携わっていこうと思っています。

 

これまでお客様と接する中で、「もっと経営者の役に立ちたい。もっとこの会社を良くしたい」と常に感じていました。

 

お客様のリアルな悩みに直面した際、一緒に思考を整理することで、お客様自身が次の一手を見つける手助けができた場面もありました。

 

今後はよりお客様の悩みのサポートができる人間になっていきたいと思い、心理学やコーチングを学んでいます。

 

また、組織づくり、チームづくり(チームビルディング)分野の学びも深めており、一人ではなく、組織だからこそできること、社員一人一人が、その人らしく、それぞれの才能やスキルを発揮できる組織を増やしていくことも私の目標の一つです。

 

-最後に応募者へのメッセージをお願いします。

 

永原 ペンデルはさまざまな経歴を持った人間が集まった、多様性のある職場です。

 

読んでくださっている方の中には、子育てと両立できるか不安といった理由により躊躇している方がいらっしゃるかもしれません。

 

今後、働いていく中で、介護などの問題に直面することもあるかもしれません。

 

ワークライフバランスを考えた最適な働き方は、人によっても、タイミングによってもそれぞれ違います。

 

私もかつて問題に直面し、相談に乗ってもらいましたが、今度は相談を受け、働き方の提案をできる立場にもなりました。

 

できることできないことはもちろんありますが、まずはペンデルに相談しようと思える、ペンデルにはそんな環境があります。

 

社会に貢献し、自らを高めながらも、ご家族のことなど大切なものを蔑ろにすることなく働いていける場所だと思います。

 

ぜひ一緒に働けたら嬉しいです。