CASE
事例紹介

吸収合併の仕訳だけで終わらせず、欠損金・相互債権債務・合併後の支払まで整理
顧客名
A社
業界・業種
自動車関連
課題の背景

グループ内の子会社を親会社へ吸収合併する案件。子会社には繰越欠損金があり、親子会社間の債権債務に加え、合併後に親会社から支払う未払金等も残っていた。合併日時点で仕訳を合わせるだけでは、その後の支払時に内容が分からなくなるため、合併後の処理まで考えて整理する必要があった。

・適格合併に該当するか、繰越欠損金を引き継げるか確認が必要

・親子会社間で消える債権債務と、外部への未払金等が混在していた

・合併後に親会社側で支払内容が分かる形で残す必要があった

課題
  • 適格合併と繰越欠損金の取扱いを確認する必要がある
  • 相互債権債務として消すものと、合併後も残す未払金等を分ける必要がある
  • 合併後の担当者が支払・消込で迷わない状態にする必要がある
成果
  • 適格合併の要件と繰越欠損金の取扱いを整理した
  • 相互債権債務と、合併後に支払う未払金・負担金・利用料等を分けて合併受入仕訳を作成した
  • 支払先や内容が分かる形で残高を引き継ぎ、親会社側でそのまま処理を続けられる状態にした
この相談事例を解決するまで

合併条件・税務要件の確認

合併日、株主関係、事業内容、欠損金の状況等を確認し、適格合併の要件と欠損金の取扱いを整理した。

相互債権債務の洗い出し

親子会社双方の元帳を照合し、合併で消える債権債務と、外部への支払義務として残すものを分けた。

合併受入仕訳の作成

資産・負債の受入れ、親会社が保有していた子会社株式の消滅、相互債権債務の消去等を反映して合併受入仕訳を作成した。

合併後の支払・消込まで整理

各種未払金等について、合併後に誰へ何を支払うのかが分かる形で残高を引き継ぎ、支払時の仕訳も整理した。

申告に向けた論点整理

合併に伴う法人税申告上の調整事項と必要資料を整理し、決算・申告へつなげた。

提案したソリューション
・組織再編税制の確認(適格合併・欠損金の取扱い) ・合併受入仕訳の作成 ・相互債権債務・未払金等の整理 ・合併後の支払・消込の整理 ・法人税申告に向けた論点整理
担当者からのコメント
今回意識したのは、合併仕訳を作って終わりにしないことです。合併後に親会社が支払うもの、消すもの、申告で調整するものまで続くため、元帳を一つずつ確認して、後で担当者が見ても分かる形にしました。特殊な取引ほど、税務上合っているだけでなく、その後の処理まで考えておく必要があると感じた案件です。
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